巣鴨駅から徒歩7分くらい。中山道沿いに進み、大鳥商店街というランプ燈があります。
その角を曲がると、目的の「四川家庭料理 中洞」さんが見えます。
このお店は存在を知っていないと、すーっと通り抜けてしまうくらい
さりげない佇まいのお店。
お店が開いている日には外にメニューの看板がでているのでそれが少し目印になるかもしれません。
そんな静かな佇まいのお店、入ってみてもやっぱりさりげない装飾に目が行きます。
壁に描かれたパンダの絵、無駄な装飾のない店内、わかりやすく食べてみたいと思わせるメニュー、
どれもこれから出てくる料理が如何に丁寧かを予告している作りです。
「四川家庭料理 中洞」の料理はとにかく丁寧。
よくある町中華や、中国の方が料理している味の濃い中華料理とは確実に一線を画しています。
今回はランチメニューの中から「唐辛子・肉そぼろ和え麺」、「黒酢サンラー麺」、平日のみ気まぐれランチの
「鶏と野菜の炒め物」をお願いしました。
店内メニュー(夜のグランドメニュー)もどれも美味しそう。
オープンキッチンなので料理している様子がよく見えます。
料理の提供はかなり早めです。
まとめてではなく、一つずつ調理されているようですが、そんなに間隔なくでてくる手際がすごい。
「唐辛子・肉そぼろ和え麺」は、山椒の爽やかな香りが食欲をそそります。
ガッツリと麺を混ぜて食べると香りの次にかなりの辛さがやってきます。
辛さの中にコクのような旨味があって箸が止まりません。そしてやっぱり辛い!
麺も独特の食感。これは食べた方でないとわからない感覚です。
「黒酢サンラー麺」は、一口目から酸っぱい!
よくある酸辣湯麵とは全く違うと思っていたほうがよいです。
黒酢がガツンと効いていて、そして辛い。でも美味しいあと引く美味さがあります。
酸っぱいし辛いとわかっていてもついついレンゲでスープを飲んでしまいます。
咽るギリギリの酸っぱさ。でも美味しい。このバランスは本当に素晴らしい。
平日のみ気まぐれランチの「鶏と野菜の炒め物」は、鶏唐揚げとじゃがいも、小松菜、そしてなんと
ふきが入っている面白いラインナップの野菜炒め。
見た目に反して、とても薄味ですが決して味がないわけではなく、これもまた旨味がすごいです。
逆に味付けが薄目なので、よくある中華料理で途中の食べ飽きてしまうことはまずなく、
ふきの食感もいいし、じゃがいももホックホク。もぐもぐを次から次へと食べ進むことができます。
どのメニューにもついてくる豆腐のデザートがこれまた不思議な食感で楽しい!
優しい甘さでトロリとしていて最後の口直しにピッタリです。
いつきても美味しい丁寧な四川家庭料理やさん。
ぜひとも夜メニューも試してみてくださいね。
四川家庭料理 中洞 東京都文京区千石4-43-5 ラピュタ千石大武ビル 1F TEL:03-5981-9494 営業時間:11:30~14:00(L.O) 17:30~21:00(L.O) 定休日:月曜(祝日の場合、翌平日休)